1位:ホルスト、組曲「惑星」作品32より]木星 〜星空のディスタンス
2位:ヴェルディ、「レクイエム」より デイエス・イレ(怒りの日) 〜孤独の美学
3位:ムソルグスキー、組曲「展覧会の絵」より]プロムナード 〜Symphony Of The Alfee (Gate Of Heaven〜The Ages〜DNA Odyssey)
クラシックとアルフィー?合うんです!
アルフィーのアルバムを自己流でレビューする記事、2019年2本めです。
今回は、前回のレビュー記事のARCADIAと同じく、1990年に発売されたTHE ALFEE CLASSICSのレビューです。
本作は、アルフィーの楽曲とクラッシュの名曲を融合させたアルバムですが、指揮は有名な服部克久氏、演奏はロンドン交響楽団という豪華ぶりです。
ボーカルはほとんど入っていない、インストアルバムのような一枚です。
このCDを買ったのは、今から10年前と記憶しています。
クラシックになんとなく興味が湧いてきた大学生時代でしたが、その頃の記憶をたどりながら、さっそくレビューを。
1. 「ホルスト、組曲「惑星」作品32より]木星 〜星空のディスタンス」
→ 1曲めからいきなりディスタンスを入れてくるあたりが、クラシックへの入りやすさへの配慮が感じられてよい。
ジュピターからディスタンスへの流れは現在にも通じるが、ジュピターが一段落ついたところで、激しいドラムからのディスタンスのギターソロ、の流れは違和感なし。
ギターソロはトレモロアームで締めていて個人的には最高。
2. 「アディンセルワルソー・コンチェルト 〜恋人達のペイヴメント」
→ これはこれで、そのまま結婚式のBGMに使えそうな雰囲気。
3. 「ワーグナー、楽劇「ヴアルキューレ」より] ヴアルキューレの騎行 〜ジェネレーション・ダイナマイト」
→ ヴァルキューレからの原曲よりも歪みまくったエレキサウンドでのジェネレーション・ダイナマイト。
ギターソロ箇所にストリングスが混じっても何ら違和感が無いのは、元のメロディがしっかりしているからだと思う。
4. 「Katsuhisa op.1 〜Faith Of Love」
→ イントロ・アウトロに原曲にはない節が加わり、上質感が増している。
5. 「ヴェルディ、「レクイエム」より デイエス・イレ(怒りの日) 〜孤独の美学」
→ 激しいナンバーである孤独の美学と怒りの日のコラボは、必然であっただろう。
アウトロのコーラス部分がしびれる。
6. 「チャイコフスキー]ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23 〜Sweat & Tears」
→ 激しめナンバーのあとの小休止。さわやかBGM。
7. 「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド] 〜聖夜 -二人の Silent Night-」
→ おなじみ、クリスマスナンバーも、一層上質な感じに。シャンパンでも飲みながら聞きたい。
8. 「ムソルグスキー、組曲「展覧会の絵」より]プロムナード 〜Symphony Of The Alfee (Gate Of Heaven〜The Ages〜DNA Odyssey)」
→ 組曲の後に、アルフィーの組曲が続く、組曲の総合商社的なアルバム。
ここに高見沢さん楽曲の真髄を見た。
9. 「FLOWER REVOLUTION (orchestra version)」
→ クラシックになっても、拳を振り上げたくなる絶妙なアレンジ。
クラシックを聞いてみたいけど、何を聞けばよいのかわからないアルフィーファンの方にも、オススメな一枚です!
